MIMI TARA 日記

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zoom RSS 父の死と「中陰の花」

<<   作成日時 : 2015/05/16 11:58   >>

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4月19日の朝、父の具合が良くないので救急車を呼び
そのまま入院したと妹から電話が。
急いで駆けつけて、父の顔つきを見ると少しほっとした。
しかし、10日余りの入院で、静かに息をひきとった。

昭和2年生まれ、今年、誕生日がきて88歳。
昨年の秋、父と母の米寿のお祝いで、嬉しそうに宴会場で
カラオケで歌う姿が懐かしい。

入院する前の日も畑仕事をしていたようだ。
その畑を見ると、父の足跡が残っているようで、少々切なかった。

5月2日、(私の誕生日)葬儀だった。
こちらと非常に違うのは、仮葬場に残るのは4名。その4名で
お骨拾いをするのだ。叔母さん(父の妹)、私、甥2名(父の孫)。
控え室でお茶を飲みながら、叔母さんが不思議な話しを始めた。

父が入院する2、3日前の叔母さんがみた夢の話し。
『母親の夢はときどき見るんだけど、その日は、両親(私の祖父母)と
兄(私の父)が、三人で輪になって座っていたんだ。少しすると、
母が「そろそろ帰ろう!」と言って、三人立ち上がった。
こんな夢見たことないので、変な気持ちになって、仏壇にお線香を
あげに行ったんだよ。
その翌朝、救急車で運ばれたというので、更にびっくりしたよ。
それから10日余りで、向こうの世界に逝ってしまった。たぶん
両親が迎えに来たんだと思うよ』

葬儀が終わって二週間が経った。
2、3日前、玄侑宗久さんの「中陰の花」を本棚から引っ張り出し
読んだ。現役僧侶である玄侑さんの芥川賞受賞作。
この本は2001年8月発行されている。たぶんこの頃買って
読んでいるはずだ。


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しかし今回、時間をかけて読んだ。父の死と重なるところも
あるのだが、読めない漢字がたくさんあることに気付いた。
それを国語辞典、漢和辞典でしっかり調べた。
と言っても、紙の辞書でなく、「大辞林」「漢字典」辞書アプリ。

中陰とは、この世とあの世の中間だと。
この本の主人公、僧侶である則道さんが「わかりませんよ成仏の
仕方なんて。だいたい亡くなった人が成仏してくれてるかどうかさえ
わかってませんもん。私らが目指してるのもたぶん、
故人の成仏じゃなくて、残った家族の心の成仏じゃないかなあ」

玄さん(友人とは、このように呼んでいる)!
なかなか良いこと言いますね!

時間をかけて読むと、心の中にしっかり残る。
玄さんのデビュー作「水の舳先」も大好きな本。これも時間を
かけて再度読んでみよう。


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父の死と「中陰の花」 MIMI TARA 日記/BIGLOBEウェブリブログ
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